気持ちはいいんだけれどもね

マッサージを受けているのは近所の接骨院。親切丁寧な先生にとてもきれいな医院。いつ行っても大混雑のその医院は行くだけでもなんとなくそれだけでほっとするものはあります。懇切丁寧なカウンセリングのあと全身マッサージしながら「いまこういう状態なんじゃないか」と筋肉から読み取っていけるのは本当に不思議としか言いようのない的確さ。ここで終わってくれたらいいのにそうはいかないからこそマッサージの奥深さを毎回考えてしまいます。
その後その医院では必ず別室での電気あんまが待っているのです。おそらくはその医院の売りはそちらの電気あんまなのだと思います。ただそこに言い知れぬ違和感を感じている自分がいます。電気あんまはそれこそ正確。右に左に上に横に。振動によってコリをほぐしてくれていることそのものはとてもよくわかります。気持ちがいいことは確か。しかしながらどうしてもいつでも「早いとこ終わってくれないかな」と思ってしまう。
電気あんまは当然機械的。いつ終わるかがわからないのがまずはストレス。それとあまりに機械的過ぎて、自分の肉体がまるで物のように感じられてしまうのが違和感の原因なのだろうと気が付いたのは最近のことです。
物理的にコリがとりたいだけなら電気あんまでもよさそうなものなのですがやっぱりそうはいかないのではないでしょうか。
マッサージは自家用マッサージいすでもない限り、人力が望ましいような気がしてなりません。先生とのやり取りから自身の人体の不備を見出す不確実性や意外性にこそマッサージを受ける面白みが潜んでいるように感じます。

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